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灰干しとは?

“干物の鮮度は干し方で決まる”と言われています。

干物とは読んで字のごとく干さねばならない。
しかし、干せば空気と紫外線が鮮度を奪い、魚は時間とともに“酸化”していくことになります。
どんなに新鮮な素材を使用しても魚を傷めてしまいます。
どうすれば鮮度を保ったまま干物を作ることができるのでしょうか?

答えは「灰干し」です。
空気と紫外線をシャットアウトすれば干物の酸化は抑えられます。

灰干しとは、新鮮な魚を開き、加工後に特殊フィルムで包んだ魚を火山灰の中で乾燥させる製法です。
魚の体内から3割ほどの水分を吸い取りしっとりと乾燥させますので、身がやわらかく、
まろやかに仕上がります。
酸化がほとんど進まない状態の干物ですので、鮮度は非常に高くなります。

さらに、丸新独自の製法で、より塩分を控えめに仕上げることができます。
干物なのに鮮魚のように食感がソフトで、まろやかな味わいです。
数々の食通をうならせるほどです。

機械乾燥とは異なり、手造りで加工しております。
魚本来の旨みを最大限に引き出す丸新こだわりの製法をご紹介します。

灰干し製法イメージ

灰干し製法

魚の旨みを引き出す究極の加工方法「灰干し製法」で丸新の干物ができるまでをご紹介

一冷凍の魚を解凍し、1尾づつ手作業で頭と尾を落とします。

灰干し製法フロー
灰干し製法フロー
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二特殊な機械で開き、内臓・血合いを手作業で取り除き、洗浄します。

灰干し製法フロー
灰干し製法フロー

三季節や天候・湿度により塩分濃度・時間を長年の経験を生かし微妙に調整します。当社では、漬込みに使用する塩にもこだわり、播州赤穂の天然海水塩・にがり塩を独自でブレンドし、塩本来のまろやかな味を出しています。

灰干し製法フロー
灰干し製法フロー
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四漬込みが終了した魚を特殊なフィルムで包装。

灰干し製法フロー
灰干し製法フロー

五火山灰を敷き、吸い取り紙を敷き、次に特殊フィルム包装した魚を並べていきます。その上に吸い取り紙、火山灰を敷きます。このように重ねて一箱に3段~4段重ねて、冷暗室で乾燥させます。

灰干し製法フロー
灰干し製法フロー
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六干しあがったら、梱包し出荷の準備を行います。1尾ずつ念入りにチェックしながらお客様のお手元にお届けしています。

灰干し製法フロー
灰干し製法フロー